Violin-Making, As It Was and Is
Edward Heron-Allen (2005/08/22)
Dover Pubns
などには、グァルネリ型のパターンが折り込まれている。
だが、グァルネリといえば、パガニーニのカノン砲と、バイオリン製作者にとっては、ジェノバ市に保管されているカノン砲は垂涎の的である。
カノン砲の詳細データは、アッカルドのCDのオマケのポスターに掲載されている。
Salvatore Accardo plays Paganini's Guarneri del Gesù 1742 / Arthur Benjamin、 他
まだ、実作業は先の話だが、モールドのパターンだけでも作っておこう。
まずは、ポスターの図から、外形をトレーシングペーパーに写し取る。
一応、写真とあっているかを表のポスターで確認。
グァルネリのカノン砲、左右非対称である。そこで、内型の基準はどちらか選んで作成する必要があるだろう。とりあえず、センターラインを引いて考える。
裏返してあわせてみたりして、どうやら、右側は弓が当たったりするせいか、多少削れているような気がしたので、左側から型を取ることにする。
モールドは、外形から4mmほど内側に相当するので、外形線からコンパスで4mm内側に線を描く。
一応、これで、モールドのパターンの基礎は完了。後は、ブロックの部分の作りこみと、クランプ用の穴の位置を決定すれば、モールド作成の準備は完了(のはず)